九 瑞 華

とびきりの愛を響かせて

わたしは何故こんなにSnow Manにハマってる?

好きが溢れていく毎日。Snow Manを好きになって2年が過ぎた。

 
好きになった当初の記憶が曖昧になりつつあるので、ここで振り返っておこうと思う。

当時私は仕事が忙しくて、肉体的にも精神的にも疲弊していた。自宅と職場の往復、家では家事と食事と睡眠にだけ時間を費やしていく日々が続いていた2020年1月。友人が口にしていたSnow Manというグループがセブンイレブンのホットスナックコーナーのポップにいた。そういえばもうすぐデビューするんだっけ…と思った。彼らのことグループ名だけは何となく知っていた。テレビにも出ていた気がするけど印象には残ってなくて、そのポップで初めてちゃんと9人を見た気がする。その日は久しぶりの連休で、夜にふとYouTubeを見ているとSnow Manの Jr.チャンネル卒業回がオススメされた。無知だしトレンドに乗るために、一本だけ見てみるか〜と思い再生してみた。過去の自分、本当にありがとう。これが2020年1月20日のこと。
 
見始めてまず感じたのは“心地よいゆるさ・気張ってないオフ感”。こういうのファンは堪らない動画だろうなってまだ客観的に思ってた。それは1時間近くある動画で流石に長いわ…って思っていたのに面白くて最後まで夢中で見られた“動画の楽しさ“も好印象だった。知らないグループの動画を、しかもなかなかの長尺をこんなに集中して一本見るなんて思わなかった。YouTuberとして面白い人達だなと思った。ただ初見では顔がタイプでハマる!となる人は誰もいなくて、塩顔好きの私的には渡辺さんイケメン!!と思ったくらいだった。
純粋に動画の内容を楽しめたので、他の動画にも関心が向いた。次にオススメされたのが人狼回3本。YouTube側さん布教活動お上手すぎる。
ジャニーズなのに公式動画が無料で無期限で全世界に公開されていて、それがもの凄い数あることに衝撃を受けた。とりあえず更新が新しいもので、サムネイルが気になるものからランダムに見ていった。そしたら楽しくて楽しくて徹夜して見続けた。結局、家に帰ったらすぐ動画を再生し、寝る間も惜しんで3日ほどで過去のYouTube企画を全て見た。こんな経験いままでに無くて、これが沼落ちするということなのか…?と感じた。
その時にありがたかったのが公開されているコメント欄。これって事務所的にはすごいことで挑戦なんだろうなって思う。コメント欄には、熱心なファンが多くて愛とユーモアのあるコメントが評価されるおかげで、コメント欄が集合知となっているのもオタク初心者には参考書のような存在で有り難かった。最初は9人の名前把握と識別が本当に難しくてコメント欄に助けられた。呼び名が覚えられず、“ふっか”と混ざりひかるのこと“ひっか”って呼んでたりもした(笑)。そして時間指定してくれることで一般人が見逃してしまう素敵ポイントを確認することができた。コメント欄には各人のエピソードも触れられていたりして、9人のことがますます愛おしくなっていった。
そして動画を見ていくうちに知り衝撃を受けたのが、Snow Manはもともと6人だったということ。いま見返すと確かにぎこちなさや敬語が抜けていないなど見えるところがあるが、当初は本当に気がつかなかった。それくらい9人の雰囲気が自然であたたかくて心地よかった。そして増員からまだ1年も経っていないということを知り、どれだけ濃い時間を過ごしてきたのだろうと想いを馳せた。この人たちのこともっと知りたいと思った。
 
Snow Manの動画を好印象だった理由の一つに、内輪ネタや煽りみたいなのがほとんどなくて初見の人も楽しめるところがあったと思う。関係性がある中でのイジりも初見だと良く思えないことがあったり面白さが分からず置いていかれた感情になることがあるけど、そういうのがほとんど無かったように思う。全然気にならなかった。私は罰ゲームや無茶振りで笑いをとるみたいなのも、見ていてこちらがしんどくなって好きじゃなかったのでそれが少ないのも安心して見られて良かった。罰ゲームじゃなくて一位の方にご褒美があるカタチってすごく気持ちがいいし、個人戦の時にも応援しあっているのも好きだった。そういう“平和”さが目立つと面白みに欠けてしまいそうなのに、9人のトーク力や掛け合い、企画力などのお陰でストレスなく動画を楽しめたのはとても価値のあるSnow Manの魅力のように思う。そして、9人皆が楽しそうに全力で企画に参加しているところ。当時口数が少なそうに見えていた岩本さんや宮舘さん、目黒さんあたりも楽しそうに笑うしスカしてなくて。偉そうな視点だけれど、正直YouTubeだとしてもプロなんだし、これからの人たちなんだから真面目に向き合って欲しいと思うところがあったので、彼らのYouTubeへの向き合い方みたいなものも気持ちよかった。
 
そして、急速な沼落ちから2日経った時にSnow Manがデビューした。その週末にYouTube9時間生配信をやった。生配信を見たことがなかったし、9時間って正気か?というのが最初の感想。仕事の都合で全ては見られなかったけどほとんど全てをリアルタイムで追っかけた。途中で疲れを感じることもあったけど、基本的にずっと視聴者を楽しませようと喋り続けて、色々な顔を見せてくれて、ダンスも意味が分からないくらい何度も踊ってくれて、何度も感謝を述べていて、こんなの好きが増す一方だと思った。この生配信、彼らの仕事人感やあらゆるペアの絡みが見られて、この日まで急速に得ていた彼らの情報と照らし合わせることが出来てかなり印象的だった。
 
おもしろYouTuberさんとしての入り口だったので、企画系の動画を全て見終え、すぐにMVやダンス動画、ライブ動画を漁って、この人たちアーティストととして凄くレベルが高いのでは…と、また度肝抜かれた。むしろ(当たり前だけど)こっちが本業でみんな煌めいていた。なんて沼深いんだろうと思った。
だけどやっぱり私が彼らを好きになったきっかけは彼らの人柄やチーム感なんだと、いま当時を振り返りながら思う。
その後すぐにファンクラブに入り限定の動画や会報を見て、ジャニーズwebに登録してブログを読んで、無料コンテンツでアイランドtv とやら言うものがあって…テレビや雑誌の露出も多くて…驚くほどの供給の多さに、追いかけ着いていくのが必死で私の生活に潤いが戻った。
 
リーダーがよく“初”を獲りにいくと発してくれるけど、私にとってSnow Manを好きになってからは“初”の連続で、
デビューコンサートの会場が居住地からは程遠い会場にも関わらず迷いなく申し込み、飛行機とホテルを予約した。
それスノを見るためにparaviに加入した。
アイドル誌を買った。
Snow Man好きの友人と出会い、カラオケのLiveルームを使いオタ活デビューした。
雑誌の購入が追いつかないのでサブスクを登録した。
いままでの私には無縁だった出来事を抵抗無くやっていく自分の行動力に今も尚驚きの連続だ。
Snow Manを好きになって私には確実に行動力が身に付いた。これはオタ活だけに限らず、メンバーの一言に押されて新しい仕事に就いたりと私の日々の生活にも及んでいるから凄い。
他にもメンバーに影響され、話題に出たアニメを見たり出演した作品の原作を読んで新たな世界が拡がったり。阿部さんに影響され数学を勉強し直したり。渡辺さん宮舘さんに影響され本屋で気になる本を買ってみたり。自分の生活や心の充実に繋がっていることが多々ある。
 
1番の大きな変化はCDを購入するようになったこと。音楽CDやDVDを購入することが全くない人生だった私がYouTubeにあった特典映像のダイジェストが気になりCDを買った。1000円とちょっとで満足感がいっぱいで、今度はデビュー曲のMVがフルで見たくてまたCDを買った。形態は違えど同じCDを買うことになるなんて本当に自分としては信じられないことで、だけど手にしたCDはどっちも宝物のようにキラキラしていて大切に何回も見返した。2枚持っていて充分だと思っていたので通常盤は買わなかった。だけど色々あった3月〜7月のSnow Manを見て、もう少しで単独ミリオンに行きそうだと知って、こういう時に応援の気持ちでCDを手にするのもありなのかなと思って通常盤を買った。そしたら翌日にミリオンを達成していて、自分の行動が記録に繋がることを体感した瞬間だった。しかも通常盤を買うことで1stシングルの音源全てを手にすることができて、自分にとっても意味のある買い物だった。以降も全形態を購入することが私の中で普通になりつつあるから大きな変化だと思う。
 
 
というように急速に彼らにハマり、それから2年、飽きが来ることはないまま好きが増し続けているがそれは何故なのだろう。
おそらくSnow Manを応援している人はメンバーと同世代が多いように思う。
私がそれにあたるんだけどこんなに好きでい続けられている自分自身の要因を挙げるなら、
●社会人になり数年が経ちある程度貯金があること(学生時代好きなアーティストがいたけどお金が無くて茶の間ファンだった)
●自由に使える時間があること
●コロナ禍で趣味が制限されてしまっていたこと(飲み会や旅行が出来なくなって自宅に篭りっきりになった)
 
みたいな感じかな〜と思う。正直、自分自身が好きになれる、応援できる状態(メンタル面、健康面、社会生活面等)じゃないければ、ここまでハマることは出来てないと思う。
 
そこにSnow Manチームが、
●コンテンツが様々で工夫しながら熱量を持って楽しませ続けてくれていること
●リリース作品の内容が濃く、進化し続けていること
●インタビューやブログなどでメンバーの気持ちや考えを定期的に高頻度で知ることができ、且つ、その内容が真面目で真っ直ぐで熱量が高いこと(言霊を大切にしているところや各自が目標を具体的に教えてくれて何を目指しているのか分かりやすいところ大好き。そのために自分は、グループはどう頑張るってところまで言葉や行動で伝えてくれるので、私は一度も負担に感じたことはない。むしろ達成した時に良かったねー!って喜べるし、無理のない範囲で自分なりの後押しもできるからサイコー!)(蛇足だけど、彼が寄り添ってくれるお陰で近い存在の様に勘違いしそうになるけど、こちら側が距離感間違えるのは違うから、そこの認識を誤ったファンにはならないぞと、自戒。)
●みんなの歌声がよくて、楽曲もどれも素晴らしくて、パフォーマンスが付くと更に輝き出すところ →そしてそれがアップデートされ続けて披露のたびに自己最高を更新してくれるところ
●心も顔も既に充分かっこいいのに、現在進行形で益々魅力的になっているところ
 
沢山の強みがあって、しかも更新され続けているから深い沼に居続けているんだと思う。
彼らを応援し始めてから、好きが増す一方で魅了され続けている。CDもDVDも雑誌もグッズも、満足度が高いことを知っているから応援し始めてからずっと購入まで行動に移せている。(それだけ彼らとそれを支える皆さんがずっと働いてくれているということなので、本当にありがとうございますという気持ちです)
 
そして何よりも応援していることが楽しくて堪らないのだ。
正直、仲のいいグループやダンスや歌が素晴らしいグループ、メンバーの個性が強いグループ…は他にも沢山いて、それでも私はSnow Manが好きなんだ。彼らを知り、好きになり、好きで居続けているのは、飽きない程の目移りできない程の魅力が彼らに詰まっているからなのだろう。
目黒くんが時折伝えてくれる応援のスタンスが好きで私の推し方のモットーなんだけど、無理して応援したことはいままで一度も無くて。ちょっとしんどくなった時(基本はファンが騒ぐせいなんだけど…)には距離を置いたり、どうなんだろう?って思ったことがあったときも、そういう側面もあるんだなって思ったり一度その件は放置してみたり。
(深澤さんをイジるみたいな流れが一時期よくあったけど面白いとは思わなくて…でもちょっと見守ってたらいつの間にかほとんど無くなっていたり、時間が経つと変化することもあると学んだ。もちろんこれから何かが悪い方に変化することもあるのかもしれないけどね。)
だってメンバーの全てを好きになれるとは限らないし、私たちが見ている部分は一部で虚構かもしれないし、真意が分からないことだってある訳で…
真っ直ぐが故に伝え方が不器用になってしまったりすることも有るけど、私はそれも愛おしいと感じていて。まだまだ走り出したばかりなんだから、色々なことを経験して学んでいけばいいじゃない!と思っている。というか別に変なこと言ってる訳じゃないんだし、このままでもいいとも思ってる。受け取り手側が、すぐに苛々したり不安になったりしないで、これまでの彼らが見せてくれたもの伝えてくれた言葉と照らし合わせて冷静に受け取ることが出来たら双方が幸せなんだろうな。
 
 
私はSnow Manの謙遜しすぎないところ、自分たちを下げないところ、パフォーマンスに自信を持ってるところがとても好きで、自分たちを応援する人が大多数になるという気持ちで、世界を視野に活動しているところも大好き。発展途上の彼らをリアルタイムで追えてることが幸せだし、応援できてる自分センスあるなって自負しちゃう。
 
知らないを乗り越えたい、知ってくれればどこかの入り口から沼に引きずり込めるって、それを実行し続ける様をこの2年間で見せてもらっているし、私自身もその1人だ。これからどんな未来になっていくのか本当に楽しみだ。
 
こんなに何かを好きになった経験が無いから戸惑ったり、不安になったりもするけど、それに勝るほどの大きな幸福感を確実に彼らからもらっている。これからも堂々とファンでいられるように、適切な距離感とマナーを守ることは忘れず正しく応援し続けようと思う。
 
 
 
Snow Manは私の日々の彩りで、踏ん張る力となっているけれどSnow Manが全てでは無くて。周りの人たちや私自身、日々の生活をまずは大切にしながら、楽しく彼らの未来を見守って、時々後押しできたらいいなと思う。
 
アイドルでいてくれてありがとう。
 
 
 
 
 
❄︎ 最後に言霊を信じて、私の願いを記しておこう
 
9人が健康で幸せでいてほしい。目指すことが叶って笑っていてほしい。できればピンチは起きないでほしい。ファンの歓声を身体中に浴びてほしい。
国立の舞台に立ち、ビープラとファンタナを気持ちよく歌う彼らを見たい。ふわふわの雪が降る中で笑顔でスノワを歌う彼らを見たい。なので、私も健康でいられる様に努力します( ˆ ˆ )